ChatGPTは自然言語処理において、先進的な技術を採用していることで知られています。その中でも、ゴールシークという強化学習のアルゴリズムを使うことで、より高度な応答が可能となっています。本記事では、ChatGPTにおけるゴールシークの基礎知識をその応用例を紹介しながら初心者でもわかりやすく解説していきます。

1.ゴールシークとは

以下の意味もつExcel用語として聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

「ゴールシーケンス（Goal Seek）」は、Microsoft Excelに搭載されている機能のひとつで、指定された結果に到達するために必要な値を求めるための機能です。

たとえば、ある売上目標を達成するために必要な販売数量を求めたい場合に使用することができます。つまり、ゴールシーケンスは、目標となる数値を設定し、その数値に到達するために必要な入力値を計算してくれます。

一般にゴールシークとは強化学習の一種であり、環境内にある目的を達成するために、最適な行動を取るアルゴリズムのことを指し、行動を繰り返すことで的を達成するための最適な手段を見つけ出すことができる技法です。

2.ChatGPTにおけるゴールシーク

ChatGPTにおいてゴールシークは対話応答の品質を向上させるために利用され、より自然な応答を返すことができるようになります。

大前提、chatgptは我々が投げかけた問いに対して一般的に最も確率が高いとされる回答を返してくるので、質問が具体的でわかりやすいほど、期待している回答を得ることができます。

ただ、我々人間の言語化力では我々が求めているアウトプットをChatGPTができるような質問をすることはできません。
Chatgptに質問をする前に質問文を明確にする質問文をゴールシークプロンプトと呼んでいます。

Chatgptがうまく動作する質問文（プロンプト）を考えるのは大変なので、そこもChatgptにやらせよう。そんな考え方です。

3.ゴールシークの応用例

この方々がわかりやすく説明されていたので目を通してみてください。

📝ゴールを与えると勝手にプロンプトを作る「ゴールシークなプロンプト」とは?(1/X)

note書く時間がとれるかわからない＆明日からしばし海外にいくので、Twitterに概念図とプロンプトをおいておきます！
まずは超基本形から
去年の12月に作った「プロンプトジェネレーターの館」笑 pic.twitter.com/njoTj5Z8Rg

— しょーてぃー | Experience Designer (@shoty_k2) March 16, 2023

4.まとめ

ゴールシークの考え方でプロンプトを生成すると応答の精度が段違いに上がるので、ぜひ試してみてください。

また、プロンプト内に変数を設定し使いまわせる形にすればいつでも高い精度で回答を得る　なんてこともできるので、可能性は無限大です。